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ペットシッター士は独学で取れる?費用と取得ルート徹底比較

ペットシッター士は独学で取得できる?結論と3つの取得ルートの費用・期間・合格率を比較。費用を抑えたい人向けに通信講座の選び方と独学に近い勉強法を解説します。

「ペットシッター士、独学でも取れるのかな?」と調べているあなたへ。

結論からお伝えすると、完全な独学だけではペットシッター士は取得できません。ただし、通信講座を使えば自宅で自分のペースで学べるため、独学に近いスタイルで資格取得が可能です。

この記事では、3つの取得ルートの費用・期間・合格率を一覧比較し、最もコスパの良い方法をご紹介します。

ペットシッター士とは?資格の概要と取得メリット

日本ペットシッター協会が認定する民間資格

ペットシッター士は、NPO法人 日本ペットシッター協会が認定する民間資格です。飼い主の自宅を訪問してペットの世話をする「ペットシッター」に必要な知識・技術を体系的に学べます。

ペットの健康管理、しつけの基礎知識、関連法規、開業ノウハウまで幅広くカバーしており、ペットシッターとして開業・就職を目指す人にとって実務に直結する資格です。

取得すると動物取扱責任者の要件を満たせる

ペットシッター士の最大のメリットは、動物取扱責任者の資格要件を満たせること。

ペットシッターとして開業するには「第一種動物取扱業」の登録が必要で、その際に「動物取扱責任者」の選任が求められます。動物取扱責任者になるには、以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 獣医師免許または愛玩動物看護師免許を持っている
  • 常勤6ヶ月以上の実務経験所定の教育機関の卒業
  • 常勤6ヶ月以上の実務経験所定の資格(ペットシッター士など)の取得

※令和元年改正(令和2年6月施行)の動物愛護管理法により、資格だけでなく実務経験も必要になりました。ペットシッター士は上記3番目の「所定の資格」に該当します。

【結論】ペットシッター士は独学だけでは取得できない

認定講座の受講が必須要件になっている

ペットシッター士は、日本ペットシッター協会が認定する講座を修了しなければ受験資格が得られません。市販のテキストを買って自分で勉強し、試験だけ受ける——という独学スタイルは制度上不可能です。

「独学で取りたい」人が本当に求めていること

「独学で取りたい」と考える方の本音は、おそらくこの2つではないでしょうか。

  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 自宅で自分のペースで学びたい

この2つを両方叶えるのが、次に紹介する通信講座ルートです。

ペットシッター士の取得方法を比較【費用・期間・合格率一覧表】

ペットシッター士の取得ルートは通信講座・通学講座・カルチャー講習の3つ。それぞれの特徴を一覧で比較します。

比較項目通信講座通学講座カルチャー講習
受講料(税込)約55,000〜71,500円126,500円受講料+教材費で約70,000円前後
学習期間2〜6ヶ月4日間1日4時間×2日+自宅学習
受講スタイル自宅でテキスト学習+添削東京本校で対面授業全国のカルチャースクール
合格率90%以上90%以上90%以上
こんな人向け費用を抑えたい・自分のペースで学びたい人短期集中で取りたい人近くの教室で学びたい人

※費用は時期や教材改訂により変動する場合があります。最新の正確な金額は日本ペットシッター協会の公式サイトでご確認ください。

通信講座|自宅学習メインで独学に最も近い

通信講座は自宅でテキストを使って学習し、添削課題を提出して合格基準を満たしたら認定試験を受験する流れ。受講期間は最長6ヶ月で、自分のスケジュールに合わせて進められます。

費用は3ルートの中で最安。通学講座と比べると5〜7万円以上安く、費用を抑えたい方にとって最もコスパの良い選択肢です。

通学講座|短期集中で取得したい人向け

東京の協会本校で4日間の集中授業を受け、最終日に認定試験を受験します。短期間で一気に取得したい方向けですが、費用が最も高く、東京まで通う必要がある点がネックです。

カルチャー講習|全国主要都市で受講可能

全国のカルチャースクールで実施される講習会形式。対面で学べる安心感がありますが、開催地域が限られている点と、受講希望者が定員に満たない場合は不開催になる場合がある点に注意が必要です。

費用を抑えたい人には通信講座が最適な理由

通信講座の学習の流れとカリキュラム

通信講座の学習ステップはシンプルです。

  1. 教材が届く — テキスト・添削問題一式が自宅に届く
  2. 自宅でテキスト学習 — ペットの健康管理、しつけ、関連法規、開業知識などを学ぶ
  3. 添削課題を提出 — 規定回数の課題をクリア
  4. 認定試験を受験 — 試験に合格すれば資格取得

1日30分〜1時間の学習ペースでも、6ヶ月以内に無理なく修了できるカリキュラムです。

働きながら・育児しながらでも無理なく取得できる

通信講座の最大の強みは時間と場所を選ばないこと。

  • 会社員の方 → 通勤時間や夜の30分で少しずつ進める
  • 子育て中の方 → お子さんが寝た後やすきま時間に学習
  • 地方在住の方 → 東京に通わなくても自宅で完結

合格率は90%以上と高く、テキストの内容をしっかり理解すればほぼ確実に合格できます。「独学に近いスタイルで、費用も最安」——コスパ重視の方には通信講座一択です。

独学で取れるペット関連資格との違い

認定ペットシッターとの比較

ペットシッター士と混同されやすいのが**「認定ペットシッター」**です。こちらはビジネス教育連盟ペットシッタースクール(全国ペットシッター協会認定)が実施する別資格。両方の違いを整理します。

比較項目ペットシッター士認定ペットシッター
認定団体NPO法人 日本ペットシッター協会一般社団法人 全国ペットシッター協会
通信講座の費用約55,000〜71,500円72,000円(税込)
通学講座の費用126,500円149,000円(税込)
試験会場全国対応東京(新宿)のみ
動物取扱責任者要件満たせる満たせる
FC制度なしペットシッターSOSのFC制度あり

どちらも動物取扱責任者の要件を満たせるため、開業目的ならどちらでもOK。費用を重視するならペットシッター士、フランチャイズでの開業を考えるなら認定ペットシッターが選択肢になります。

愛玩動物飼養管理士・ペットオーナー検定との棲み分け

ペット関連の資格は他にもあります。目的別に整理すると次のとおりです。

  • 開業したい → ペットシッター士 or 認定ペットシッター or 愛玩動物飼養管理士(いずれも独学不可・動物取扱責任者の要件を満たす)
  • 就職に活かしたい → 愛玩動物飼養管理士(知名度・汎用性が高い)
  • 趣味・教養として → ペットオーナー検定など(独学で取得可能だが、開業要件は満たせない)

開業を見据えるなら、独学で取れる資格では要件を満たせない点に注意してください。

ペットシッター士取得後の活かし方|開業までのロードマップ

開業に必要な動物取扱業登録の手順

資格を取得してから開業するまでの流れを整理します。

  1. ペットシッター士を取得する(通信講座なら約6ヶ月)
  2. 実務経験を積む(常勤6ヶ月以上)— ペットシッター事業者やペットショップでの勤務
  3. 動物取扱業の登録申請(管轄の自治体に申請、手数料は約15,000円)
  4. 開業届を提出(税務署へ提出、費用無料)
  5. 営業開始

※令和元年改正(令和2年6月施行)の動物愛護管理法により、資格に加えて常勤6ヶ月以上の実務経験が必要です。資格取得と並行して実務経験を積み始めるのが効率的です。

副業・フリーランスとしての働き方

いきなり独立開業するのが不安な方は、スモールスタートがおすすめです。

  • まずはペットシッター事業者に就職 → 実務経験を積みながらノウハウを学ぶ
  • 週末だけの副業ペットシッター → 本業を続けながらリスクを抑えてスタート
  • マッチングサイトを活用 → 集客の手間を減らして案件を獲得

資格が活きる就職先としては、ペットシッター事業者のほか、ペットホテルや動物病院、ペットショップなどがあります。

まとめ|ペットシッター士を最安で取るなら通信講座一択

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 独学のみでの取得は不可 — 認定講座の受講が受験の前提条件
  • 通信講座なら独学に近いスタイルで取得可能 — 自宅で自分のペースで学べる
  • 費用は通信講座が最安 — 通学講座より5〜7万円以上お得
  • 合格率は90%以上 — しっかり学べばほぼ合格できる
  • 取得後は開業・副業・就職と活用の幅が広い
取得ルート費用目安(税込)期間
通信講座約55,000〜71,500円2〜6ヶ月
カルチャー講習約70,000円前後2日間+自宅学習
通学講座126,500円4日間

費用を抑えつつ確実にペットシッター士を取りたい方は、まず日本ペットシッター協会の公式サイトで通信講座の詳細を確認し、資料請求から始めてみましょう。早めにスタートすれば、半年後には資格取得——その先の開業・副業への第一歩を踏み出せます。

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