メディカルハーブ検定 メディカルハーブの効果と仕組み

ハーブに含まれる有効成分の種類と体内での作用メカニズムを問う

問題情報

分野メディカルハーブの効果と仕組み
問題数10問
出題頻度

問1

フラボノイドの基本的な化学構造として正しいものはどれか。

  1. ステロイド骨格を持つ脂溶性化合物である
  2. C6-C3-C6の炭素骨格を基本構造とするポリフェノールの一種である
  3. 窒素原子を含む塩基性化合物である
  4. グルコースが直鎖状に結合した多糖類である

問2

タンニンの代表的な生理作用である「収れん作用」の説明として最も適切なものはどれか。

  1. 中枢神経を刺激して覚醒を促す作用
  2. タンパク質と結合して組織を引き締め、粘膜を保護する作用
  3. 平滑筋を弛緩させて痙攣を和らげる作用
  4. 腸内細菌を増殖させて腸内環境を整える作用

問3

精油(エッセンシャルオイル)の特徴として誤っているものはどれか。

  1. 揮発性を持ち、特有の芳香を有する
  2. 主にテルペノイド系化合物で構成される
  3. 水に溶けやすい親水性の成分である
  4. 植物の花、葉、果皮、樹皮などから得られる

問4

アルカロイドに共通する化学的特徴はどれか。

  1. 分子内に窒素原子を含む塩基性の化合物である
  2. 糖と結合した配糖体として存在する
  3. 脂肪酸が3つグリセロールに結合した構造を持つ
  4. ビタミンC様の強い還元力を持つ

問5

植物の粘液質(ミューシレージ)の主な働きとして最も適切なものはどれか。

  1. 強い抗菌作用で病原菌を死滅させる
  2. 粘膜表面を覆って保護し、炎症を和らげる
  3. 交感神経を刺激して血圧を上昇させる
  4. 肝臓でのコレステロール合成を阻害する

問6

苦味質(ビターズ)が体に及ぼす作用のメカニズムとして正しいものはどれか。

  1. 舌の苦味受容体を刺激し、反射的に消化液の分泌を促進する
  2. 腸管壁に直接作用して蠕動運動を抑制する
  3. 血中のインスリン濃度を直接低下させる
  4. 脳内のセロトニン受容体に結合して気分を高揚させる

問7

フェノール酸の代表例であるロスマリン酸やクロロゲン酸に共通して認められる主な作用はどれか。

  1. 血液凝固を促進する作用
  2. 抗酸化作用
  3. 骨密度を増加させる作用
  4. 血糖値を上昇させる作用

問8

植物化学(フィトケミカル)に関する説明として最も適切なものはどれか。

  1. 植物が産生する化学成分のうち、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を指す
  2. 植物が産生する二次代謝産物の総称で、自己防御や環境適応のために作られる
  3. 人工的に合成された植物由来医薬品の総称である
  4. 植物の光合成に直接関与する色素成分のみを指す

問9

メディカルハーブにおける「相乗効果(シナジー効果)」の説明として最も適切なものはどれか。

  1. 同じハーブを大量に摂取するほど効果が比例して高まること
  2. 複数の成分が協調的に働き、単独成分の効果の合計を上回る作用を生むこと
  3. 有効成分を単離・精製することで副作用がなくなること
  4. 1種類の成分が体内のあらゆる臓器に同時に作用すること

問10

メディカルハーブが「多成分系」であることの利点として最も適切なものはどれか。

  1. 単一成分の医薬品よりも常に強力な薬理効果を発揮する
  2. 有効成分の特定が容易で、品質管理がしやすい
  3. 複数の成分が多面的に作用し、副作用が緩和される傾向がある
  4. 成分数が多いほど体内での分解速度が遅くなる